自社ECサイトを3時間で作る

By kihara, 2014年6月19日

ワールドカップで盛り上がる中、サッカー1試合分の時間でECサイトを作ってみます。

 

 

Magentoを利用します。

Magentoは世界で一番利用されているECパッケージソフトウェアです。有料版もありますが無料で十分な機能を備えています。

プログラムの知識が多少必要なため日本では普及していませんが、SEOに非常に強く、UIも洗練されており、日本向けの拡張機能(エクステンション)も徐々にですが充実してきています。

使われてない=チャンスと捉えて動ける方には本当におすすめです。

では、早速手順です。

 

 

1.インストール

フラッツ様が素晴らしいページを用意しているので参照ください。

http://magento.flatz.jp/how-to-install-magento

20分もあればインストールできるかと。

 

2.日本語化

こちらもフラッツ様が素晴らしい日本語化エクステンションを無料で公開しているのでそれを利用します。

http://store.flatz.jp/ 

Magentoのインストールフォルダにtar.gzを持っていって解凍するだけでOKです。

Magentoはキャッシュ機能がデフォルトで動いているので、「設定(system)」→「キャッシュ管理(cache management)」から全てDisableにしましょう。本番稼働時にはここを全て有効に戻すのを忘れずに。

 

マニュアル(全282ページ)も無料!で公開しているのでダウンロードしましょう。

怪しげな情報商材で稼いでる人は見習ってほしいです。買う人も買う人ですが。

 

3.店舗・通貨設定など

「システム」→「設定」→「全般」から国、都道府県などを設定します。

日本を選択し、店舗情報に店舗名、電話番号、住所を入れます。

 

「システム」→「設定」→「全般」→「通貨設定」も確認しておきましょう。

日本語化エクステンションを入れていれば日本円になっているはずです。

 

「システム」→「設定」→「全般」→「店舗のメールアドレス」も設定します。

自社のサポート用のメールアドレスをちゃちゃっとコピペして送信者名は店長とかにしておけば良いかと。

 

4.消費税設定

重要です。8%なので忘れると痛いです。

 

まず「基本設定」→「税」→「商品課税区分」から「新規作成」で区分名を「消費税」にして保存します。

 

次に「基本設定」→「税」→「税率と地域の管理」から「新規税率の追加」で、

  • 税識別子:JP-Shohizei-Rate(何でもよいです)
  • 国:日本
  • 都道府県〜郵便番号:何もしない
  • 税率:8.0000(2015年になったら10%)

と入力して「レートを保存」をクリックします。

 

さらに「基本設定」→「税」→「税計算管理」から「新規税計算の追加」を押し、

  • 名前:消費税(何でも可)
  • 顧客課税区分:Retail Customer
  • 商品課税区分:消費税
  • 税率:JP-Shohizei-Rate
  • 優先度:0
  • 並び順:0

と入力して「ルールの保存」をクリックします。

 

最後に、「システム」→「設定」→「受注管理」→「税」を設定します。

「標準税計算対象地域」で日本を選択します。

※配送料金に消費税を乗せない場合、「税区分」の「配送の税区分」が「なし」になっている事を確認します。

※消費税を合計額に対して計算する場合や四捨五入するなどの細かい設定をする場合、「計算方法」を変更します。

※その他消費税に関する細かい設定や、リサイクル税などはマニュアルを参照ください。

終わったら「保存」して完了です。

 

5.配送設定

「システム」→「設定」→「受注管理」→「配送設定」を設定します。

発送元に住所を入力し、オプションで複数配送を出来るようにするか選択します。

ここで都道府県別の料金設定や、全国一律送料○円、○円以上は送料無料など設定出来ます。

ここも詳しくはマニュアルを参照ください。

 

6.決済設定

デフォルトでPaypalが利用出来ます。

「システム」→「設定」→「受注管理」→「支払方法」から設定します。

Paypal、銀行振込、代引きなど設定します。特に難しいことはないです。

GMOペイメントを利用している場合はEC技研様が出しているエクステンションを利用してください。

 

7.商品登録

「商品管理」より商品を登録します。

商品にいくつか種別があります。

  • シンプル商品:基本の商品です。大体の場合はこれを作ります。
  • グループ化商品:シンプル商品を組み合わせて色やサイズのバリエーションを利用する時に使います。シンプル商品の組み合わせなので、これ自体は在庫や価格を持ちません。
  • 設定可能な商品:パソコンのBTOなどで利用されているオプションを複数選択していく商品です。
  • 仮想商品:割引券とか、保険付けるとかに使います。詳しくは知りません。
  • セット商品:いくつかのシンプル商品のセット販売です。グループ化と同様にこれ自体は在庫を持ちません。
  • ダウンロード商品:その名の通り。

大量に商品がある場合はCSVやXMLファイルでのアップロードが可能です。

まずは1つ作ってみて、「システム」→「インポート/エクスポート」から「エクスポート」してみて、

それを元にファイルを作って「インポート」してみるのが早いかと思います。

CSVの文字コードをUTF-8にするという事だけ気をつけてください。

 

8.デザイン

自力でやってもいいですが、Magentoは世界一使われているECパッケージです。

それゆえ色んな方々が作ったデザインが山ほどあるので買います。

EC-CUBEだと普通のデザインが10万とかしますが、100ドルも払えばスマホ対応の綺麗なテンプレートが買えます。もちろん無料もたくさんあります。

http://themeforest.net/category/ecommerce/magento

「Magento template」で検索すれば目移りしてしまうくらい出てきます。

インストール方法はそれぞれ違うのでドキュメントを読みながら行ってください。

 

9.完成!

もう完成です。

Paypalのアカウントとか除けば、このブログを書きながら(かつ他の仕事が入りながら)でも2時間で終わりました。

商品がたくさんあるとそれだけでかなりかかりますが、多少プログラムができればサクッとできます。

あとAPIも充実しているので、エンジニアな方は楽しめるのではないでしょうか。

http://www.magentocommerce.com/api/soap/introduction.html

SOAPもXMLもどちらもあり、商品登録や在庫変動、顧客登録から検索など様々な事が標準で実装されています。

カスタムAPIも作れるので、自社データベースと連携も何とかなると思います。

 

おまけ.英語化など

Magentoは「ウェブサイト」「ストア」「ストアビュー」という3階層のサイトの概念を持っています。

「ストアビュー」に日本語と英語を用意すれば、よくあるプルダウンやリンクで英語サイトと切り替えられるECサイトが作れます。

「ウェブサイト」も複数設定出来るため、自社で全く違う商材(洋服と家電など)も同じ管理画面で扱えます。

また、「ウェブサイト」間で顧客データやポイントデータを共有したり、「ストア」で同系統のサテライトサイトを複数作ったりする事も可能です。

 

弊社でも雑貨と陶器(陶器は英語版も)の通常は3サイト別々に作るようなECサイトをMagento1つ(もちろんドメインもデザインも別々)で開発しました。コスト的にも管理的にも非常に優れているので大変満足いただけた案件の一つです。

 

 

自分的にはありえないくらい親切な長文となりましたが、Magentoは本当にいいソフトウェアなので、もっともっと利用者が増えればいいなと思っています。

難しくて無理だという方は気宇株式会社までご発注ください。

安心したいという方はフラッツ様マルウェブ様にご発注いただければ。

 

 

 
Soccer – Army Youth Sports and Fitness – CYSS – Camp Humphreys, South Korea – 111001 / usaghumphreys

このエントリーをはてなブックマークに追加